ホリプロの挑戦
2026-08-28 13:42:40

ホリプロがエンタメ業界初の働き方改革を推進する意義

ホリプロ、エンタメ業界初の働き方改革加速宣言に賛同



株式会社ホリプロが2026年7月28日、エンタメ業界として初めて「働き方改革加速宣言」に賛同した。この宣言は、働き方改革コンサルティングを手掛ける株式会社ワーク・ライフバランス(WLB社)が推進するもので、ホリプロは持続可能なエンターテインメント制作環境を構築し、社員の働きやすさ向上を目指す姿勢を示している。

1. 働き方改革の背景


舞台制作やイベント運営は、突発的な対応や変動的なスケジュール管理が求められるため、従来は労働時間の管理が難しいとされてきた。そのため、「我が社では働き方改革は難しい」という意識が業界内に根強く存在している。しかし、ホリプロは若手人材の定着や採用を重要な経営課題と捉え、まずは舞台制作現場から改革に取り組む決意を固めた。

2. 実施された具体的な取り組み


2.1 研修の分割実施


ファクトリー部のメンバー全員が一度に集まることは難しいため、月に一度、研修を二日程に分けて実施し、参加しやすい環境を整えた。これにより、参加率の向上を図ることができた。

2.2 勤務状況の可視化


各自の勤務状況を見える化し、部門内で共有する仕組みを整備した。しかし、最初はこの仕組みの活用が不十分だったため、社員同士がどのように時間を使っているかを話し合う機会を増やし、積極的な活用を促した。

2.3 チーム単位のミーティング


部門全体のルール作りが難しい特性を考慮し、各チームごとに定期的なミーティングを実施。これにより、現場が分散していても、チーム間の議論が活性化された。

2.4 計画的な休暇の導入


公演スケジュールを考慮しながら、計画的に休暇を取得する運用を試行し、仕事の効率性を上げる取り組みを行った。

3. 変革の過程


当初、議論は残業時間や休暇取得をテーマにスタートしたが、参加者の対話を重ねる中で「一流の制作集団とは何か?」を考える機会に進展した。働き方改革を作品づくりに不可欠な要素として再定義し、全員の意識を変える貴重な瞬間が生まれた。これが取り組みの大きな転機となった。

4. 推進体制と主導者


ファクトリー部の部長である吉永千紘氏が中心となり、女性社員が多く活躍する部署の特色を生かしながら、WLB社のサポートを受けて現場主導の対話を推進。育児をしながら同部門を率いる吉永氏は、社員の意見を取り入れつつ改革に挑む姿勢を示している。

5. 取り組みを通じて生まれた意識の変化


この取り組みを通じて、経営層や管理職の意識が変わる様子が見られ、社員間のコミュニケーションの活性化や心理的安全性の向上が実現した。ホリプロがこの宣言に賛同したことで、エンタメ界全体の働き方が見直されるきっかけとなることが期待されている。

6. 最後に


これからもホリプロは、持続可能なエンターテインメント制作環境を目指し、働き方改革を進めていく。日本のエンタメ業界において、ホリプロのこの挑戦が他社へのインスピレーションとなり、一層の変化をもたらすことを願ってやまない。今後、業界全体でより良い働き方が実現できることを期待している。


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