新しいクラシック音楽文化を創造する演奏会、DICT Music DAO Classics開催

新たなクラシック音楽文化の誕生

2025年11月18日、東京音楽大学TCMホールにて「DICT Music DAO Classics」創設記念演奏会が開催されます。本演奏会は、東京都渋谷区に本拠地を置く「DICT」から派生した音楽出版社株式会社Virgoが主催するもので、新しいクラシック音楽文化の創造を目指すプロジェクトです。

DICT Music DAO Classics

「DICT Music DAO Classics」は、Web 3.0やDAO（分散型自律組織）の仕組みを活用して、作曲家や演奏家が共に文化を創り上げるサンドボックス的なコミュニティです。このプロジェクトでは、作曲家が自らの作品を自由に創作し、演奏権など一部の著作権をコミュニティメンバーに開放することで、音楽文化の創出と持続的な活動環境の循環を目指します。

2024年からはβ版がスタートし、劇伴作曲家の石塚玲依や東大路憲太などがピアノソロ作品を20曲以上発表しています。また、音楽之友社が運営するメディア「ONTOMO」では、プロジェクトの詳細やインタビュー記事も発信されています。

演奏会のプログラム

本演奏会では、大島ミチルや山下康介といった世界的な作曲家が新しく書き下ろした楽曲が披露されます。全曲が「世界初演」となるこの特別なプログラムには、さまざまなジャンルの新進気鋭の作品が含まれています。

さらに、大島ミチルや山下康介、石塚玲依、佐原洸による新曲のピアノソロ演奏を担当する小林有沙による事前録音も、演奏会翌日の11月19日に音楽配信サービスでリリース予定です。

- Prelude〜Water Lily

作曲：大島ミチル
演奏：小林有沙
アートワーク：三森麻理亜
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- ピアノ独奏のための「ハルモヨウ」

作曲：山下康介
演奏：小林有沙
アートワーク：伊藤達哉
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- ピアノソナタ第1番「Nipponia」

作曲：石塚玲依
演奏：小林有沙
アートワーク：熊谷ゆ〜ほ
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- Menuet

作曲：佐原洸
演奏：小林有沙
アートワーク：CYON
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作曲家と演奏者の紹介

この演奏会では、各作曲家と演奏者が協力し合い、独自の表現と世界観を描き出します。作曲家たちには、TVや映画音楽で名を馳せた大島ミチルや山下康介、アニメ音楽に携わる石塚玲依、グローバルな活躍の佐原洸が名を連ねています。また、演奏を担当する小林有沙は国外での活躍を通じて得た経験をもとに、彼女自身の解釈で楽曲を奏でます。

本演奏会は、現代音楽の新たな潮流を感じる機会であり、音楽というアートの可能性を広げる場となることでしょう。興味のある方は、ぜひお越しください。