新たに登場したスノーボードデータセット
Visual Bank株式会社は、AI学習用データソリューション『Qlean Dataset(キュリンデータセット)』のラインナップにスノーボード(ハーフパイプ)をテーマにした動画と画像のデータセットを追加しました。この新しいデータセットは、多様な研究や商業的なAI開発をサポートすることを目的に設計されています。
スノーボード動画・画像データセットの特徴
今回提供されるデータセットには、20代の日本人男性スノーボード選手が屋外環境でハーフパイプ競技に挑む様子が収められています。撮影は2アングルから行われ、各角度から得られたデータや映像は、リアルな競技シーンを再現しています。データセットの詳細は以下の通りです:
- 容量: 3.17GB
- 件数: 28
- 形式: mp4
- 撮影時間: 16分24秒
-
サンプル詳細
- 容量: 25.3GB
- 件数: 8,683
- 形式: jpeg
-
サンプル詳細
ユースケースの多様性
スノーボードデータセットは、さまざまなAI開発のニーズに応じて活用可能です。以下は具体的なユースケースのいくつかです:
1.
空中姿勢推定・トリック解析:ハーフパイプ競技特有の動きを2つのアングルから捉えることで、トリック中の体軸や姿勢の制御を高精度で解析するAIの開発が期待されています。これにより、スポーツ科学的な「空中フォーム最適化」や「姿勢安定性評価」が実現可能です。
2.
競技採点・トリック判定AI:ジャンプの角度や回転数、挙動の保持時間を自動的に解析できるAIモデルの開発が進められ、競技団体やトレーニング施設への応用が見込まれています。
3.
動体追跡・複雑動作解析:高速移動する対象を撮影しているため、被写体認識や動体追跡の精度を要求する研究に最適です。
4.
VR/AR・スポーツ映像生成AI:多視点の映像と高解像度画像の組み合わせにより、リアルな競技体験や学習データの生成が可能です。これにより、競技体験コンテンツが充実し、スポーツ教育のためのシミュレーション開発が加速します。
5.
ロボティクス・動作模倣学習:ジャンプ時の姿勢制御や着地動作の分析は、バランス制御ロボットやヒューマノイドにおける動作学習への応用が期待されています。
Qlean Datasetの特長
『Qlean Dataset』は、商用利用に対応し、すべての被写体からデータ利用に関する同意を取得しているため、安心して利用できます。また、独自の「AIデータレシピ」により、効率的なデータ調達を実現しており、スタートアップや企業が短期間でデータを集められるメリットがあります。さらに、個別の要件に基づくデータセットのカスタマイズも可能。
学術機関支援プログラム
Visual Bankは、アカデミアを支援するために無償データ提供プログラムも開始しています。大学や研究機関向けに、幅広いデータセットを提供し、高品質で権利クリアな学習データを手に入れる手段として注目です。詳細は、
こちらから確認できます。
会社情報
Visual Bank株式会社は、次世代型データインフラを提供し、AI開発力を最大化するスタートアップ企業です。漫画家支援AIツールや、AI学習用データソリューションを提供し、社会実装に向けた取り組みを推進しています。公式サイトは
こちらです。