人気声優が挑む!「司馬遼太郎短篇傑作選SEASON 13」を深掘り
2024年、再び幕を開ける「司馬遼太郎短篇傑作選SEASON 13」。この番組では、人気声優や俳優たちが、司馬遼太郎の作品を朗読し、その魅力を伝える挑戦を行います。特に、竹下景子さんが朗読する『人斬り以蔵』に注目です。この企画の魅力は、朗読を通じて文豪の作品がどのように命を吹き込まれるのかを楽しむことができる点です。
この番組について
「司馬遼太郎短篇傑作選」は、2012年に放送が始まり、以来、多くのリスナーに親しまれてきました。今年の第13期(SEASON 13)は、リスナーのリクエストに応じて「もう一度聴きたい」という作品を選出し、新たな魅力を引き出します。リスナーから寄せられた声を基に、朗読作品が決定されるというスタイルは、信じられないほどエキサイティングで、感動的な体験を提供しています。
朗読作品『人斬り以蔵』とは
今回特に取り上げられる『人斬り以蔵』は、土佐藩の足軽として生まれ育った岡田以蔵の苦悩と激動の人生を描いた物語です。子供の頃から独学で剣を学び、武市半平太の道場での修行を経て、政敵を抹殺することで名声を得る一方で、彼自身はその立場に苦しむ姿が印象的です。
この作品は、司馬遼太郎の硬質でありながら情感豊かな文体によって描かれ、以蔵の複雑な心理状態が見事に表現されます。竹下景子さんは、「以蔵」の冷徹さと悲劇性をどのように声で表現するのか、リスナーに強い印象を与えることでしょう。
放送スケジュールとアクセス情報
このシリーズは、毎週土曜日の18:00から18:30まで、OBCラジオ大阪とTBSラジオの二局で同時放送されます。放送期間は2025年2月1日から3月29日まで、全9回にわたって行われます。第4作としてお届けする『人斬り以蔵』では、竹下景子さんの息をのむような朗読が楽しめます。放送を聴き逃した方でも、radikoを使えば1週間タイムフリーでお楽しみいただけます。
竹下景子さんの魅力
竹下景子さんは、1953年に名古屋で生まれ、数々のテレビ、映画、舞台でその存在感を示してきました。『男はつらいよ』シリーズにおけるマドンナ役や、第17回日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞した実力派です。彼女の幅広い活動は、演技だけに留まらず、国際的な慈善活動にも及びます。
彼女としては初めての『人斬り以蔵』の朗読に挑むことに対して、特別な思いを抱いているようで、リスナーにもその感情が伝わる朗読になることでしょう。日本の歴史をテーマにしたこの作品を、多くの方に聴いていただきたいと願っています。
まとめ
「川口技研 Presents 司馬遼太郎短篇傑作選SEASON 13」は、声優が文豪の作品をどのように生き生きと表現するのかを楽しむことができる貴重な機会です。竹下景子さんの朗読を通じて、岡田以蔵の壮絶な人生を感じられることでしょう。是非、耳を傾けてみてください。お見逃しなく!