DVD発売発表
2025-03-21 12:38:40

三島監督の新作『一月の声に歓びを刻め』DVD発売決定!深いテーマを描く

新作DVD『一月の声に歓びを刻め』の詳細



三島有紀子監督の新作『一月の声に歓びを刻め』が、2025年7月30日(水)にDVDとして発売されることが決定しました。これは、性暴力や心の傷といった重いテーマに向き合い、観る者に深い罪の意識を問いかける作品です。国内外の映画祭で高い評価を受けたこの映画は、監督自身が47年間向き合ってきた出来事を基に、自主映画として生まれたオリジナル企画です。

本作では、八丈島の美しい海、大阪の活気ある街、幻想的な雪の洞爺湖など異なる背景を通じて、三人の独特なキャラクターが描かれます。前田敦子が船でやってきた人物を、哀川翔が船を待つ者を、カルーセル麻紀が船で向かう者を演じ、それぞれの目線から「ある事件」を静かに、しかし力強く描写しています。

さらに、本作は第26回イタリア・ウディネファーイースト映画祭に正式出品され、第79回毎日映画コンクールではカルーセル麻紀が助演俳優賞を受賞するなど、評価も高いです。

特典内容とエピソード


DVDにはブックレット(20P)が封入され、三島監督自身が書き下ろした「映画のつづきの物語」も掲載される予定です。また、30分の特典映像にはメイキングやインタビュー、劇場の予告編も含まれています。これは、ファンには見逃せない内容となるでしょう。

監督のコメント


三島有紀子監督は、本作を制作するにあたって多くの人々の助けを得て完成させたことへの感謝を述べ、視聴者にこの作品が心の支えとなることを願っています。「気になる人に花を贈ればいいよ」とのメッセージも紹介され、新たな明日を迎えるための力強い願いが込められています。

物語の概要


『一月の声に歓びを刻め』には、家族の絆や個々の痛み、過去のトラウマが緻密に描かれています。物語は北海道の洞爺湖から始まり、主人公マキは家族と共にお正月を迎えますが、亡き娘への思いが心を重くします。続いて、八丈島に住む牛飼いの誠は、娘の海が帰ってきたことで新たな問題に直面します。最後に、大阪では元恋人の葬儀に向かうれいこが、自殺を試みる女性と出会い、その運命が交錯します。

このように、物語の各要素が結びつき、視聴者を深い思索へと誘う『一月の声に歓びを刻め』は、三島有紀子監督の渾身の作品であり、心に残る内容となっています。各地区での上映を経て、DVDという形でさらに多くの人に届けられることを期待しています。是非とも手に取って、一度見ていただきたい作品です。


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