知床事故３年目を追うドキュメンタリーの放送決定！家族の闘いを描く感動作

知床事故から3年：家族の闘いを追うドキュメンタリー

2025年4月20日、北海道テレビ（HTB）は「テレメンタリー2025『100枚の“証言”知床事故３年家族の闘い』」を放送する。この番組では、知床沖で発生した小型観光船「KAZU I」の沈没事故を巡る家族の苦難と葛藤を描いていく。事故は3年前、20人が命を落とし、今なお6人の行方が分からない未曽有の悲劇。\

デジタルカメラがもたらした真実の証言

事故から2年以上が経過した昨年8月、乗客のデジタルカメラがたまたま知床岬の海岸で発見され、家族の手に戻った。このカメラは腐食が進んでいたが、専門業者の助けを借りてデータ復旧が成功。そこには乗客が事故直前に撮影した写真や、船からの風景、波の高まりを捉えた映像が収められていた。

特に注目すべきは、事故当日の運航会社の様子を捉えた写真だ。この写真からは、桂田精一社長に対する新たな疑惑が浮上。このような新証拠によって、家族の闘いはさらに激しさを増している。

家族の訴えが法廷で果たされる

今年の3月、乗客の家族が運航会社および桂田社長に対して損害賠償を求める裁判が始まった。これまでは家族と真摯に向き合ってこなかった桂田社長も、ついに法廷に姿を見せた。そこで家族は、悲痛な思いを訴えかけたが、その声がどこまで届いたのかは不透明なままだ。

知床事故の影響を受けた未解決の問い

未だに解明されていない数々の謎、事故の原因は何だったのか。乗客の家族は、その問いを胸に闘い続け、真実を求めている。この番組を通じて、知床事故の背後に隠された物語と、家族の絆を深く掘り下げていく。\

放送日は2025年4月20日（日）午前10時30分から。その後、全国で放送される予定だ。

詳しい放送時間や情報は、公式サイトをチェック。ナレーションを務めるのはHTBの森さやかアナウンサー。また、プロデューサーの広瀬久美子氏やディレクターの山上暢氏など、幅広いスタッフが関わって制作されている。

事故から3年という年月を経て、私たちは何を学び、そして何を守るべきなのか。このテレメンタリーを視聴することで、それを再考する機会となるだろう。