『キャッツ』の魅力
2025-04-24 08:24:23

ミュージカル『キャッツ』の魅力を深く掘り下げる一冊が登場!

時を超えて愛されるミュージカル『キャッツ』の深層を探る



劇団四季の名作ミュージカル『キャッツ』が、2025年4月24日に新刊『ロイド=ウェバーと劇団四季ミュージカル『キャッツ』―そのヒットの陰に潜む秘密』として書店に登場します。この本は、劇団四季が誇る名作『キャッツ』の魅力をさまざまな視点から深く掘り下げた一冊です。

この書籍は、劇団四季の会報誌「ラ・アルプ」に長期連載された「『キャッツ』日本公演10000回に想う」というテーマをもとにしています。著者は、日本のミュージカル界で幅広い知識と経験を持つ安倍寧氏。35本のエッセーを通じて、彼は『キャッツ』の背景にある創造のプロセスや、名曲「メモリー」の誕生の舞台裏、そしてアンドリュー・ロイド=ウェバーが詩人T・S・エリオットの世界観とどのように関わったのかを明らかにしています。

特徴的なエッセー内容


本書では、特に印象的なエッセーのいくつかを紹介します。たとえば、“妖艶猫”グリザベラは、たった8行の詩から誕生しました。このエッセーは、キャラクターの深さと独自性をさらに理解する手助けとなるでしょう。また、ロイド=ウェバーとエリオットが対峙した辛苦の日々についての描写があり、二人の創作における葛藤と成果が明らかになります。

さらに「メモリー」の背後にある作曲家の記憶への探求がなされており、この楽曲がどう形作られたのかへの理解も深まります。ブックのなかには、ティム・ライスが作詞を手がけた未発表の「メモリー」についての興味深いエピソードも含まれています。ジリアン・リンが目指した“猫語”とダンス・ポエムの融合についても触れ、舞台美術の背景に込められた思いや情熱が感じられる内容となっています。

特別対談


本書には特別対談が収録されており、各界の著名人との興味深い対話が、本作の魅力をさらに引き立てています。早稲田大学名誉教授の池田雅之氏をはじめ、音楽監督の鎭守めぐみ氏、舞台美術家の土屋茂昭氏、バレエ芸術監督の堀内元氏、株式会社ぴあ社長の矢内廣氏、日本版初演のミストフェリーズ役を演じた飯野おさみ氏などが参加しています。彼らの視点を通じて、『キャッツ』の持つ歴史的な意義や影響力を再確認することができるでしょう。

著者について


著者の安倍寧氏は、音楽評論家として長いキャリアを持ち、日本のミュージカル界に多大な影響を与えてきました。彼は、劇団四季との深い関わりを持ち、様々な作品に携わるなど、まさにこの分野の専門家と言える存在です。本書を通じて、彼のミュージカルに対する情熱や知識が感じられることは間違いありません。

書誌情報


この貴重な一冊は、株式会社日之出出版から刊行され、価格は1,980円(税込)で、300ページにわたる内容が展開されます。ISBNは978-4-8387-3324-8です。『キャッツ』がなぜ日本でこれほどまでに愛され続けているのか、その秘密を知る手がかりとして、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
推奨リンク:日之出出版公式サイト


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