新作&新人賞発表
2025-04-25 11:36:33

新しい才能が光る『小説 野性時代』 第16回新人賞受賞作発表!

新たな才能と物語の幕が上がる!



株式会社KADOKAWAが発行する月刊文芸小説誌『小説野性時代』の2025年5月号が、2025年4月25日から配信が始まりました。この号では、第16回小説 野性時代新人賞の受賞作が発表されています。注目の作家たちが織りなす物語は、読者に新鮮な読書体験を提供すること間違いなしです。

新連載『描いた未来に君はいない』



今回特筆すべきは、新鋭作家安部若菜による新連載『描いた未来に君はいない』です。この作品では、衝撃的な問いかけが物語を引き立てます。「私のこと、殺してくれる?」この約束を果たせるかどうかは、主人公の成長と愛情にかかっています。安部若菜は、これまで『アイドル失格』で注目を浴びた作家であり、恋愛小説という新たなジャンルに挑むことで、さらなる期待が寄せられています。

読切作品『ある督促ガールの手記私労働小説―ザ・シット・ジョブ―』



その一方で、人気作家ブレイディみかこの新作読切、『ある督促ガールの手記私労働小説―ザ・シット・ジョブ―』も見逃せません。信販会社での二週間の職務に挑む主人公の心境がリアルに描かれており、職場の厳しさや葛藤が生々しく迫ります。入社早々に督促の電話をかけるシーンでは、彼女の決意を感じ取ることができ、労働の現実を鋭く切り取った作品です。

他の注目連載作品



また、今号でのおすすめ連載の一つとして、安壇美緒の『イオラのことを誰も知らない』が挙げられます。現代の暴力に対する深い洞察が詰まったこの作品では、主人公がなぜ夫の上司を刺すという衝撃の選択をするのか、その背景に迫ります。

坂井希久子の『大江戸ぐるまん』も忘れてはならない作品です。この物語では、主人公お富美が本当に美味しい鰻を求めて江戸中を巡ります。美食を追求する中で直面する様々な問題が、料理の魅力とともに描かれています。

さらに、蝉谷めぐ実の『見えるか保己一』では、盲目の学者がどのように「見た」世界を描き出すのか、その革新的な視点が注目されています。学びに対する情熱を持つ千弥の成長物語が感動的です。

書誌情報



今回の『小説野性時代』電子版は、定価385円で、毎月25日に配信されています。また、ダウンロード型電子書籍だけでなく、「カドブン」や「カクヨム」、「note」など各種プラットフォームでも読める予定です。次世代の作家たちによるパワフルな物語を楽しむために、ぜひ手に取ってみてください。

新世代の才能と物語が息づく『小説野性時代』、今後の展開からも目が離せません!


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