K2 Pictures、山梨中央銀行から映画製作ファンドへの投資を受け新たな展開へ

日本映画の未来に期待！K2 Picturesと山梨中央銀行の戦略的提携

株式会社K2 Pictures（本社: 東京都目黒区）が、株式会社山梨中央銀行（本社: 山梨県甲府市）から資金調達を行い、映画製作ファンド「K2P Film Fund Ⅰ」を運営することになりました。この中国内初の地域金融機関による出資は、日本映画業界に新しい風を吹き込む期待が寄せられています。

映画製作ファンド「K2P Film Fund Ⅰ」の狙い

K2 Picturesは、2023年8月に設立され、日本映画の新しい生態系を作り上げるための取り組みをスタートしました。昨年のカンヌ国際映画祭で発表されたこのファンドは、国内外の新しい投資家が日本映画産業に参加しやすい環境を創出することを目指しています。

特に注目されるのは、従来の手数料を引き下げることで投資家へのリターンを早める仕組みです。クリエイターへの利益還元を強化し、多くの才能が映画に挑戦し続けられる体制を整えることにより、日本映画の品質向上につながるとしています。

映画製作の進捗と発表されている作品

K2P Film Fund Ⅰによる具体的なプロジェクトも既に進行中です。特に、映画監督の是枝裕和氏が手がける、藤本タツキの漫画『ルックバック』の実写化が2026年に公開予定であることが発表されています。また、芸人のゆりやんレトリィバァが監督 debut を飾る映画『禍禍女』も控えており、注目が集まります。これらの作品は、新たな視点や才能を日本の映画業界に持ち込むことで、さらなる刺激となることでしょう。

山梨中央銀行とのパートナーシップの意義

山梨中央銀行は「山梨から豊かな未来をきりひらく」を企業ポリシーに掲げ、地域経済の活性化や創生に貢献しています。今回の出資は、映画を通じた地域価値創出の一環として行われ、地域の自然や文化を映画作品で世界へ発信する大きなチャンスとなるでしょう。特に山梨県は魅力的なロケーションを多数有しており、官民連携の強化に寄与することが見込まれています。

両社の代表者のコメント

K2 Picturesの代表、紀伊宗之氏は「本ファンドは世界市場と闘うためには、日本の美しい文化や風景が不可欠であり、山梨中央銀行との協力は心強い」と期待を寄せています。一方、山梨中央銀行の古屋賀章頭取も、K2 Picturesが描く日本映画のグローバル化に共感し、その一翼を担うことに意義を見出しています。