ロボトラック新展開
2025-07-14 05:30:18

ロボトラック、トラック自動運転領域に挑む資金調達と戦略強化

ロボトラックが切り開く未来の物流



株式会社ロボトラックは2024年4月に設立された新興企業で、東京を拠点にトラック向けの自動運転技術を開発しています。創業者のNan Wuは、早稲田大学で自動運転の研究を行った後、アメリカで自動運転大型トラックの開発に成功した経歴を持っています。今回、ロボトラックはプレシリーズAラウンドで約12億円の資金調達を行い、グロービス・キャピタル・パートナーズをリード投資家として迎え入れました。これにより、技術の向上と事業開発の加速を図っていくことになります。

自動運転技術の核心


ロボトラックのビジョンは、世界最高水準のトラック自動運転技術を通じて、物流業界の課題を解決することです。特に、2024年以降に予想される物流の「2024年問題」に対処するため、自律的な輸送手段の普及が求められています。ロボトラックは、経済産業省の支援を受け、既に新東名高速道路においてレベル4に相当する自動運転の走行テストを成功させています。

事業開発の加速


同社は仮想的なシードラウンドで約3億円を調達し、続いて今回のプレシリーズAラウンドで12億円を集めました。これにより、新たに加わった投資家と共に、技術開発の強化と新たなパートナーシップの構築を推進していきます。オリックス株式会社はその一環として、ロボトラックの自動運転技術の実用化を手伝う重要なパートナーとしての役割を果たします。

経営体制の強化とリーダーシップ


2025年6月、羽賀雄介が代表取締役CEOとして就任しました。羽賀は、三菱商事での自動車事業や宇宙航空事業での経験を活かし、ロボトラックの成長をリードしています。彼の経歴は、モビリティ分野における幅広い知見を持ち合わせたものです。羽賀は「日本の物流の未来を支える」ため、様々な仲間と共に挑戦する意義を強調しています。

投資家からの期待


既存および新規投資家からの期待も高まっています。グロービス・キャピタル・パートナーズは、自動運転技術の実現に向けた立ち上がりを支援し、オリックスも物流業界における課題解決を目指しています。特に、年々厳しさを増すトラック運転手の負担を軽減することで、社会全体への貢献を図る姿勢が鮮明です。

未来への展望


ロボトラックは、2025年度に東京-名古屋間、2026年度に東京-大阪間でのレベル4自動運転の実証実験を計画し、2028年度には製品の市場投入を目指しています。国内における長距離自動運転技術のリーダーとして、社会との融合を図りながら、既存の物流事業者とも連携して顧客のニーズに応えていく意向を示しています。

お問い合わせ


ロボトラックについての詳細は、公式ウェブサイト(https://robotruck.jp/)をご確認ください。質問や問い合わせに関しては、info@robotruck.jpまでご連絡いただけます。


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