新東宝キネマノスタルジアが贈る、名作『火線地帯』DVD発売
2026年4月8日、新東宝キネマノスタルジアより人気作品『火線地帯』が通常版と初回限定版のDVDとしてリリースされる。この作品は、新東宝が誇る「地帯(ライン)シリーズ」の最終章にあたる。
地帯(ライン)シリーズについて
「地帯(ライン)シリーズ」は、新東宝が昭和30年代に製作した全5作品からなるアクションシリーズで、石井輝男監督が手がけた作品で知られています。麻薬や売春、秘密クラブを題材に、当時の東京の裏社会や風俗を生々しく描いており、現代でも根強い人気を誇っています。特に、このシリーズはセミ・ドキュメンタリーの手法を取り入れたロケ撮影が特徴的で、そのリアリティが鑑賞者を惹きつけています。
『火線地帯』の魅力
『火線地帯』は、密輸拳銃を巡る男たちの欲望が交錯する緊迫したサスペンス・アクション。主演の吉田輝雄が演じるエネルギッシュな主人公・伸一と、プロの密売人である天知茂との意外なバディムービーが展開されます。監督はシリーズでも活躍する武部弘道が務め、作品に深みを与えています。
ストーリーの概要
物語は、伸一とその仲間の健次が、激しい縄張り争いをする街を舞台に展開します。重宗商事から依頼を受けた彼らは、敵対する梶川組から密輸拳銃を取り戻す任務に挑むことになります。事件が次々に展開し、伸一は裏切りの疑いをかけられ、さまざまな陰謀に巻き込まれていく姿が描かれています。
豊富なキャスト
この作品には、豪華キャストが揃っています。アクションやドラマが詰まったストーリーと共に、彼らの演技が作品の魅力を高めています。三原葉子演じる不遇に喘ぐ女、暗黒街のボス・田崎潤など、キャラクターたちの絡みが物語を一層引き立てます。
特別収録内容
初回限定版には、「火線地帯」に加えてシリーズへの導入として位置づけられる「女体桟橋」や、第1作目にあたる「白線秘密地帯」も同時収録。これにより、魅力的なラインナップが完成し、ファン必見のパッケージとなっている。
さらに、アクリルスタンドや解説ポストカードなど、豪華な特典も楽しめる。特典のアクリルスタンドには、謎の男と魅惑のダンサーの姿が立体的に再現され、ファンの心をくすぐるアイテムとなっている。
最後に
新東宝キネマノスタルジアの『火線地帯』は、ただのDVDではなく、昭和のアクション映画の魅力を再体験できる貴重なアイテムです。さらに、初回限定版には数多くの特典が付いているため、ファンにとっては見逃せない商品となっています。リリースを楽しみにしながら、ぜひ手にとってほしい一作です。