VICSプローブサービス
2025-03-27 12:56:20

全国でのVICSプローブ活用サービス本格運用開始に伴う新たな交通情報提供の仕組み

VICSプローブ活用サービスの本格運用開始



一般財団法人道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)は、2025年4月1日より「VICSプローブ活用サービス」の本格運用を開始します。このサービスは、渋滞や交通規制の情報をリアルタイムで提供し、ドライバーの運転をサポートすることを目的としています。

30年の歴史を持つVICSセンター



VICSセンターは、2025年7月で設立から30年を迎えます。これまでに、全国の各種交通機関から得られた情報をFM多重放送を活用し、24時間体制でカーナビに提供してきました。特に、渋滞情報や交通規制情報は、多くのドライバーにとって欠かせない情報源となっています。災害時には特別警報や大雨エリア情報を提供することで、安全確保にも寄与しています。

新しいプローブ情報の活用



2022年7月からは、カーナビへのプローブ情報を使った実証実験が全国で進められてきました。これにより、新たに「道路を走る車両からの情報」を活用し、従来の感知器による情報提供を補完する形で、より正確な交通情報を生成することが可能となりました。このプローブデータは、車両の速度や位置情報をもとにしており、多様な道路情報を反映することができます。

技術的課題の解決



2025年4月の運用開始にあたって、VICSセンターは、プローブデータの生成精度や運用システムの信頼性、そしてセキュリティ面での強化など、数多くの技術的課題に挑んできました。実証実験を通じて、ドライバーからの支持も集め、いよいよ本格的な運用に向けた準備が整ったのです。

全国の道路網に対応



VICSプローブ活用サービスは、日本全国の約20万kmにわたる主要な高速道路や国道、都道府県道に対応し、混雑情報の提供を行います。これにより、これまで情報提供が難しかった橋やトンネルに関するデータも獲得できるようになり、ドライバーはより安全でスムーズな移動が可能になります。

効果と期待



このサービスの導入により、渋滞による経済的損失の軽減やCO2削減の効果も期待されています。また、カーナビが提供する「最適ルート」や「到着予想時刻の改良」により、ドライバーのストレス軽減にも寄与します。

利用方法と今後の展開



VICS対応のカーナビをお持ちの場合は、特別な買い替えや設定変更なしで、この新しいサービスを利用することができます。これまでのデータをもとに、より良い運転体験を提供するために、今後もサービスの向上に努めていく予定です。

詳細はVICSセンターの公式サイトをご確認ください: VICSセンター公式サイト

お問い合わせ先



一般財団法人道路交通情報通信システムセンター お客様相談窓口
TEL:0570-00-8831(平日 9:30~17:45)


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: VICSセンター 交通情報 プローブサービス

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。