卓球ブランド・バタフライが健康経営優良法人2025に認定

卓球業界の優良法人・バタフライ

卓球の名門「バタフライ」ブランドを展開する株式会社タマスが、経済産業省と日本健康会議による「健康経営優良法人2025」に認定されることに成功しました。この認定は、健康経営に取り組む企業を広く認識させることを目的としており、特に優良な健康経営を実践する法人が選ばれます。バタフライは、中小企業部門での認定を受けたことで、経営における従業員の健康管理の重要性を再認識しました。

健康経営優良法人認定制度とは？

「健康経営優良法人認定制度」は、企業の健康経営を可視化し、社会的な評価を与えるための顕彰制度です。この制度に選ばれた法人は、従業員の健康を経営戦略の一環として捉え、効果的に実施していると認められます。認定を受けることで、企業は求職者や関係者からの信頼を得ることができます。

バタフライの場合、健康経営の取り組みが評価される理由には、社員一人ひとりの心身の健康が会社全体の活力や創造性に寄与するとの考えがあります。これを踏まえて、様々な健康施策を積極的に取り入れているのです。

健康経営の取り組み事例

タマスが「健康経営優良法人2025」に認定された具体的な活動には、次のような取り組みがあります：

- ストレスチェックの集団分析
- 高ストレス者への面談の推奨
- 衛生講習会の開催
- 残業や有休取得状況の確認
- 健康診断の受診状況確認と促進
- 心身の健康相談窓口の設置
- 社内の各所への血圧計の設置
- 健康増進イベントの開催

これらの施策は、従業員が快適に働く環境作りを目的としており、ストレスを軽減し健康を促進するためのものです。産業医からも、効果的な活動を行っているとの評価を受けています。

今後の展望

バタフライは、今後も経営的視点からの健康管理の強化に努め、従業員がいきいきと働ける環境の構築を目指します。また、健康経営を推進することで、社員の健康増進と企業の持続的成長を両立させ、社会貢献にも取り組んでいく方針です。

株式会社タマスとは？

東京都杉並区に本社を構える株式会社タマスは、1950年に卓球の全日本チャンピオン、田舛彦介によって設立された卓球用品の総合メーカーです。「バタフライ」のブランドは198の国と地域で展開され、メイド・イン・ジャパンとしての高品質が知られています。現在では、世界卓球出場選手の半数以上が、バタフライの製品を使用しています。

さらに、タマスは卓球の普及活動にも力を入れており、「Open the World」をスローガンに、卓球を通して世界をより良くするための活動を行っています。ブランド名の由来にある「選手を花にたとえ、私たちはその花に仕える蝶でありたい」という思いが、企業理念に深く根付いているのです。

バタフライの未来は、健康経営とともに生き生きとした卓球界の発展に寄与するでしょう。