新時代のテレビとして知られる「ABEMA」が制作したオリジナルドラマ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』が、第41回ATP賞テレビグランプリにおいてドラマ部門の奨励賞を受賞しました。この賞は、日本で唯一、製作会社が自身の作品を評価し合う形で実施されており、今回の受賞は多くのクリエイターたちの情熱が結実した結果です。
『ATP賞テレビグランプリ』は1984年に設立され、毎年放送・配信された番組の中から優れた作品を選出しています。本年の対象期間は2024年4月から2025年3月にかけての作品で、ドラマ部門の他にもドキュメンタリーやバラエティ、特別賞など多岐にわたる部門があります。この度奨励賞を受賞した『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』は、政治や経済、芸能、さらには裏社会まで幅広い情報を扱う情報屋、木原慶次郎(演:桐谷健太)と、信念を持つゴシップ記者・三島寛治(演:佐野玲於)のコンビが織りなす本格クライムサスペンスドラマとなっています。
このドラマは、沖田臥竜による小説「INFORMAⅡ -Hit and Away-」を原作としており、同作の監修も沖田が手掛けています。藤井道人が企画やプロデュースを務め、逢坂元が総監督を担当するなど、豪華な制作陣が揃っています。また、本作では舞台をタイに移し、社会的に問題となっている〈闇バイト殺人事件〉を題材に、木原と三島が日本とタイにまたがる壮大な情報戦に巻き込まれていくドラマが展開されます。
放送開始から3日間で総再生回数が120万回を超えた序章は、その人気の程を物語っています。さらには、X(旧Twitter)トレンドに「#インフォーマ」がランクインするなど、話題を呼びました。特に二宮和也が演じる警視正・高野龍之介のキャラクターも注目を集めています。
沖田には初となる賞の受賞に対して、「この作品はすべての仲間の力で生まれた」と感謝を述べつつ、今後も自身の限界を越える物語作りに尽力していく意気込みを語りました。逢坂も「言葉や文化の壁を越えて作り上げた作品である」と語り、これからも視聴者に響く作品を届けたいと意志を示しています。
新シリーズ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』は2024年11月7日から放送され、全話が「ABEMA」にて配信中です。第1話から第3話までは無料で視聴可能ですので、ぜひこの機会にご覧ください。ドラマの舞台であるタイ・バンコクでは、よりスケール感のあるアクションシーンや衝撃的なストーリーが展開され、視聴者を楽しませること間違いなしです。
「ABEMA」では、「インフォーマ」の他にも、多彩なオリジナル番組を展開し、幅広いジャンルのコンテンツを提供しています。これからも新しい映像表現の可能性を追求し、多くの視聴者に楽しんでもらえるコンテンツ作りに邁進していく姿勢を示しています。テレビとの新たな関わり方を提案する「ABEMA」の挑戦に今後も注目です。