カラオケ業界復活
2025-03-27 10:48:17

カラオケ業界が復活!2024年3200億円の市場規模に成長

カラオケ業界がV字回復!



近年、コロナ禍で打撃を受けたカラオケ業界が、2024年度にはついに3200億円の市場規模に達する見込みであるという。これは、コロナ以前の2018年度の3485億円に迫る勢いに成長していることを示している。2021年度には1740億円という厳しい状況にあったこの市場が、今や急速に回復を果たしている。

都市部と郊外の動向



特に都市部では、忘新年会などの団体利用が復活し、訪日観光客の増加も追い風になっている。一方、郊外ではファミリー層の需要が好調で、企業各社の戦略的な新規出店や設備投資が効を奏しているようだ。これにより、多くのカラオケボックスで売上が伸びている。

歌わないカラオケの普及



最近、注目されているのが「歌わないカラオケ」という新しいニーズだ。防音性の高い個室を利用し、歌を歌う以外の目的で貸し切るスタイルが浸透している。コロナ禍初期には、オンライン会議やビジネス利用が契機となり、最近ではアイドルイベントやコンサートのDVD鑑賞を楽しむ「推し活」ユーザーが増加している。これに合わせて高品質な音響設備や大画面を備えた専用ルームが次々と登場し、トレンドとしての地位を確立している。

課題と今後の展望



しかし、全てが順調というわけではない。仕入れ価格の上昇や人件費の高騰、また都市部における店舗間競争の激化が利益を圧迫していることも事実だ。それでも、2025年度の市場は宴会需要の回復が続くとの期待が寄せられており、さらなる成長が見込まれている。大手カラオケボックスが店舗を増やし競争が激化する中で、利用者のニーズに応じた新たな収益モデルを模索することが企業の生き残りをかけた課題となるだろう。

結論



今、カラオケ業界は新たな局面を迎えている。伝統的な「歌う場所」から脱却し、様々なエンターテインメントの場としての役割を果たすことが、今後の成長を支える鍵となるに違いない。多様化したニーズに応えることで、ますます魅力的な場所へと生まれ変わっていくことでしょう。


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