ほんタメ文学賞
2025-09-08 10:53:10

YouTubeチャンネル『ほんタメ』の文学賞で三日市零が大賞受賞!

YouTubeチャンネル『ほんタメ』の文学賞



人気のYouTubeチャンネル「ほんタメ」が主催する第9回ほんタメ文学賞で、三日市零による作品『魔女の館の殺人』がたくみ部門の大賞に選ばれました。この文学賞は教育系YouTuberのヨビノリたくみさんと女優の齋藤明里さんがMCを務め、本好きの視聴者に向けたエンターテイメントの一環として、新しい形の文学賞を提供しています。登録者数は14.3万人で、毎回期待が寄せられています。

文学賞のスタイル



「ほんタメ文学賞」は、年に二回行われる授賞式で、MC二人がそれぞれの部門から候補作を発表し、その内容を生配信で届けます。この新しいスタイルは、文学とエンタメを融合させ、多くの人々に文学をより身近に感じてもらうことを目的としています。2025年の上半期を対象にした今回の受賞作の発表は、2025年9月6日に行われ、視聴者も一緒に楽しめる盛況ぶりでした。

大賞受賞作『魔女の館の殺人』



この度、たくみ部門の大賞を受賞した『魔女の館の殺人』は、著者三日市零さんにとって初めての小説作品です。作品の舞台は、大学二年生の進藤理人とそのルームメイト柏木詩文が参加した脱出ゲームが行われる山奥の洋館。ミステリー好きの二人は、ゲームの最中に発見された焼死体とともに、次々に起こる事件に直面します。彼らが脱出するためには、9つの謎を解決しなければなりません。読者は、このリアル謎解きミステリーに参加し、スリリングな体験を味わうことができます。

謎解きの要素



『魔女の館の殺人』は、殺人事件と謎解きを組み合わせた読者参加型のミステリーです。物語を進める中で、事件の鍵を握る「謎解き問題」が随所に挿入されており、読み進めながら主人公たちとともに問題を解く楽しさがあります。著者である三日市零さんは、COVID-19の影響でのイベント中止を受けて、推理小説を書くことを決意しました。2020年の夏にアイデアをメモし、短期間で驚くほどの長編小説を完成させたという背景も印象的です。

著者のプロフィールと他の作品



三日市零さんは福岡県出身で、慶應義塾大学を卒業後、2023年にデビュー作品『復讐は合法的に』で注目を集めました。このリーガルミステリーは人気を博し、今やシリーズ化されています。『復讐は芸術的に』『復讐は感傷的に』など、多様なテーマでの作品も手掛けています。『魔女の館の殺人』はその集大成とも言える期待を寄せられる一作です。人と人との繋がりや、真実を追究することの楽しさが詰まった本書を、ぜひ手に取って体験してみてはいかがでしょうか。

書誌情報



  • - 書名: 魔女の館の殺人
  • - 著者: 三日市零
  • - 本体価格: 880円(税込)
  • - 発売日: 2025年5月15日
  • - 発行: 株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン
  • - 判型: 文庫
  • - ページ数: 400
  • - ISBN: 978-4-596-96275-1

『魔女の館の殺人』での謎解きを通じて、読者自身も事件の真相に迫ってみてはどうでしょうか。


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