ラミン・カリムルーとハドリー・フレイザー、待望のミュージカル共演！

昨年ロンドンでわずか1日だけ行われた公演が、ついに日本で観られることになった。その名も『ペテン師と詐欺師』。主演には、数々のミュージカルで名を馳せてきたラミン・カリムルーとハドリー・フレイザーが抜擢されている。

この作品は、1988年の映画『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』を原作にしたコメディミュージカルで、2005年にはブロードウェイでも上演された。ラミンはこの作品に長年の夢を託け、コメディに初挑戦することに意気込んでいる。彼と共演するハドリー・フレイザーは、信頼できるパートナーとして、彼の演技をさらに引き立てる存在だ。この二人のチームワークは、昨年夏のロンドン公演で観客を笑いの渦に包み込んだ実績がある。

理想的なキャストが舞台を彩る

2015年には『オペラ座の怪人』の25周年記念公演に共演するなど、二人の関係は深い。カリムルーは28歳という若さで『オペラ座の怪人』にてファントム役に選ばれ、その後も『レ・ミゼラブル』でジャン・バルジャンを演じるなどして高い評価を得ている。フレイザーもまた、ウエストエンドデビュー作品である『レ・ミゼラブル』ではマリウス役から始まり、ジャベール役としても登場するなど、幅広い役をこなす実力派だ。彼自身はトニー賞5部門を受賞した『リーマン・トリロジー』でも名を馳せ、その演技力は折り紙付きだ。

誘惑と詐欺が交錯する物語

舞台の設定は、南フランスのリビエラ。魅力的な高級リゾート地で、詐欺を巡る競争が繰り広げられる。フレディ（ラミン・カリムルー）は、既に成功した詐欺師ローレンス（ハドリー・フレイザー）の弟子となる。しかし、阿吽の呼吸で動く二人の間には、やがて張り詰めた緊張感が生まれ、お互いのスキルを駆使して「どちらが先に5万ドルを騙し取るか」という勝負へと発展する。

そんな二人の詐欺師はプライドをかけて、次々と巧妙な騙しテクニックを披露し合い、様々なトラブルに巻き込まれながら物語は進行していく。観客を魅了する機知に富んだセリフや、驚きの展開が盛り込まれており、見所も多い。

公演詳細とチケット情報

『ペテン師と詐欺師』のコンサート・バージョンは、2025年8月1日から3日にかけて、渋谷の東急シアターオーブで全5公演が予定されている。全席指定で、チケットはS席が16,000円、A席が12,500円、B席が9,500円、C席が7,500円とお手頃。

ファン待望のこの公演を楽しむため、早めにチケットを手に入れて、新たな出会いを果たす絶好の機会を逃さないようにしよう。先行販売は2025年2月22日から、一般発売は2025年3月22日から開始されるので、しっかりと販売日のチェックをしておこう。

この夏、ミュージカル『ペテン師と詐欺師』で新たなエンターテインメントの世界に没入し、ユーモアと緊迫した詐欺劇を堪能できることを、心から楽しみにしたい。彼らのパフォーマンスが、あなたに新たな感動をもたらしてくれるだろう。