VTuber新時代の到来！「Vmusician」とは何かを探る

最近、VTuber業界に新しい概念「Vmusician」が登場しました。この概念は、音楽を自ら奏でるVTuberたちが集う新たなムーブメントを示しています。Riot Blue Recordsが発表したこの新しいパラダイムは、VTuberの可能性を広げ、より多くのファンを魅了することを目指しています。

Vmusicianの誕生と背景

「Vmusician」は、2018年にYuNiが自称した「世界初のバーチャルシンガー」としての活動から7年の時を経て、新たなステージへと進化を遂げています。かつては「Vsinger」として歌い踊るVTuberが主流でしたが、その後の活動は多岐にわたって広がりを見せています。歌動画や3Dライブといったフォーマットから、今や弾き語りや楽器演奏を身に付けたVTuberたちが台頭しています。

特に注目したいのは2022年頃から増えてきた「弾き語り」や「楽器演奏」を重視したVTuberたちです。彼女たちは単なる歌い手ではなく、楽器を使って音楽を表現するアーティストとしての一面を持つことが際立っています。Riot Blue Recordsに所属する「舞弦ウラ」もその一例です。彼女はメンバー全員が弾き語りや楽器演奏を行うグループ「Riot Blue」の活動を通じて、自らの音楽的才能を発揮してきました。しかし、楽器演奏を中心に活動するVTuberには、まだアイコンや認知度が不足している現状があります。

このような状況の中で、Riot Blue Recordsは「Vmusician」という新たな概念を打ち出しました。この定義は、音楽に真剣に取り組む全てのVTuberアーティストを含み、自ら演奏や歌唱を行う存在を強調しています。興味を持つVTuberたちには、この新しいムーブメントに参加し、共に広めていくことを期待しています。

リアルライブイベントの魅力

「Vmusician」は、リアルライブイベントを最大の見せ場として位置付けています。これまでRiot Blue Recordsは多くのライブを実施してきましたが、今回、「クラシックコンサート」に初挑戦することとなりました。

6月に開催される「Vmusician Classic Concert『色彩』」は、普段クラシックを聞かない人々にも楽しんでもらえるような新たな試みです。参加するVTuberたちには、当レーベルに所属するヴァイオリニスト「舞弦ウラ」をはじめ、実力派のフルーティスト「柴音」、ピアニスト「おまる」が名を連ねています。彼らはプロとしてクラシック楽曲を演奏し、自然体でライブを盛り上げることで観客に新たな音楽体験を提供することでしょう。

会場は北参道グレープスで、昼夜の2公演が行われます。チケットも手頃な価格で、さらに食事を楽しみながら観覧できるという贅沢な体験が用意されています。観客は、Vmusicianのパフォーマンスを近くで楽しむだけでなく、普段とは異なる音楽体験を味わうことができるでしょう。

夏の音楽フェスへ向けて

さらに、2025年8月には「RIOT BLUE FESTIVAL’25」が新宿Cat's holeで開催される予定です。このフェスは、「Vmusician元年」と位置づけられ、総勢10名のVmusicianが集結し「現場感」を重視した演奏を行います。VTuberがリアルな場で演奏できる場を提供し、観客が直接的な音楽のエネルギーを感じる機会となることでしょう。

Riot Blue Recordsの活動が進化する中、彼らの音楽がどのように発展していくのか、期待が高まります。さらに、舞弦ウラのソロ活動も進行中で、2025年には4曲のシングルやアルバムもリリース予定です。

まとめ

「Vmusician」という新しい概念は、VTuberの可能性を一層広げるものです。自ら音楽を奏でるVTuberたちが集うことで、新たな音楽シーンを形成することに期待が寄せられています。これからのVTuberの未来に注目していきましょう。ライブイベントや音楽フェスの開催を通じて、多くのファンが新たな体験を得ることができるはずです。今後の展開が待ち遠しいですね。