神戸に新たに誕生する古民家スタイルのインターネットラジオ局

神戸に新しい風を吹き込む「ゆめのたね放送局神戸スタジオ」開局

2025年8月、神戸市長田区に新たなインターネットラジオ局「ゆめのたね放送局神戸スタジオ」が開局します。このスタジオは夢をテーマにした番組を数多く届ける「ゆめのたね放送局」の14ヶ所目の拠点であり、全国で13のスタジオを展開する同局にとって新たな一歩となります。

古民家スタイルで新しいコミュニティを築く

神戸スタジオは特に注目されるのがその古民家スタイル。今回の放送局は、地域文化に深く根ざした施設として設計されており、ラジオ収録ブースの他に、1階と2階にそれぞれイベントスペースが設けられています。地域住民が集まり、交流を楽しむ場としても機能することを目指しています。

古民家のリノベーションには、神戸市の補助金を活用しており、地域に貢献することが求められています。このような取り組みにより、地域の人々がこのスタジオを「自分たちの場所」として利用できるようになることが期待されています。

支える人々の夢

神戸スタジオの開設に当たっては、初めてのクラウドファンディングが行われました。目標金額の200万円を設定し、全国のパーソナリティや応援を受け、30日で260万円に達成。この資金はスタジオの防音工事に使われ、放送品質の確保に寄与します。このように地域の人々の支えによって生まれたこの放送局は、夢を語り共に成長する場所として位置付けられています。

人と人とのつながりを育む

神戸スタジオでは、約60名の新たなパーソナリティがデビューし、多様なバックグラウンドを持つ人々が集う予定です。年齢や性別、肩書きを超えた個性豊かなメンバーがそれぞれの思いを表現し、関わりを深めながら他のパーソナリティと共に成長する機会が与えられます。これに加えて、地域の方々が楽しめるイベントも積極的に企画される予定です。

また、神戸市では2026年度から市民による中学校の部活動を始める取り組みが始まります。神戸スタジオも「ゆめのたねラジオ放送部」を立ち上げ、中学生が自らラジオ番組を作り運営する企画に参加します。このプログラムは、学生たちに有意義な経験を提供し、自己肯定感の向上を狙っています。

開局のイベントをお楽しみに

開局にあたり、8月10日に開局記念パーティーが開催される予定です。この日は、来賓を招き、神戸スタジオのスタートを祝う特別な一日となります。さらに、7月5日にはスタジオのお披露目会が行われ、支援者への感謝の気持ちが直接伝えられる機会も設けられました。

スタジオオーナーである森崎のりまさ氏は、「このスタジオが地域の人々にとって心の繋がりを感じられる場所になってほしい」と語ります。古民家スタイルの温かみを感じながら、夢を語り合うコミュニティが育まれることを願っています。

神戸市長田区に誕生するこの新たな放送局は、夢の実現をサポートするだけでなく、地域活性化の一翼を担う存在となることでしょう。これからの活動にご期待ください。