戦争の記憶を未来へ伝えるHTBノンフィクションが放送

HTBノンフィクション『つなげ伝える 81年目』

2025年12月31日深夜1時10分、HTB北海道テレビにて放送されるノンフィクション『つなげ伝える 81年目』が、戦後81年を迎えるにあたり、戦争についての重要なメッセージを発信します。近年、戦争体験者の数が減少し、戦争という歴史が次第に遠いものとなりつつある今、私たちはその真実をどう伝えていくのかを問い直す機会となるでしょう。

戦争の記憶の大切さ

第二次世界大戦は、戦後80年を経た今でも、多くの人々の心に影響を与えています。しかし、実際にその経験をした人々が少なくなる中、戦争の記憶をどう残していくかが社会全体の課題になっています。HTBでは、この問題に真剣に向き合い、次世代にその記憶を「伝える」ことの重要性を訴えています。

若い世代の視点

HTB・報道部が提案するのは、単なる過去の出来事を放送するだけではなく、若い世代の視点から「戦争」を捉え直すこと。戦争を語るためには、枠にとらわれない自由な発想と表現が不可欠です。番組では、若手記者が自身の足で取材を行い、実際に見て感じたことを伝えることで、より豊かなストーリーを形成し、視聴者と違った角度から「戦争」を見つめ直します。

具体的な放送内容

ナレーションには、菊地友弘、福地妃菜美、段木涼太のアナウンサーが参加し、視聴者にとって親しみやすい形でメッセージを届けます。また、プロデューサーの海野祐至をはじめとするスタッフが、内容の深さと学びの役立ちを追求しています。

放送枠は30分となっており、感情を揺さぶる映像と共に、戦後81年という新たな時代における戦争報道の在り方を再考することを目的としています。

未来へ繋がる一歩

2025年が戦後80年の区切りとして終わる今、HTBは「戦争が二度と起こらないように」という願いを込めて今後も継続してこのテーマを取り上げていきます。『つなげ伝える 81年目』は、過去を振り返ると同時に、未来へ何を残すべきかを共に考える機会でもあります。このような取り組みが、私たちの社会における戦争報道の新しい形を築く希望を見出し、視聴者にとって考えさせられる内容となるでしょう。

この番組は、HTBの戦争報道への強い姿勢を示したものです。未来に向けての一歩を踏み出すために、戦争の恐ろしさを決して忘れず、受け継いでいくための何ができるのかを問い直す一つの努力となることでしょう。次世代にこの大切なメッセージを伝えるにあたって、あなたもぜひご覧になっていただきたいです。