自動運転技術に関する意識調査
2025年3月、関東工業自動車大学校にて、現役ドライバー113名を対象に自動運転技術に関する意識調査が行われました。この研究は、一般のドライバーが自動運転をどれほど知り、またどのような期待や不安を抱いているのかを探るものでした。
自動運転技術の認知度
調査結果によれば、自動運転技術について「なんとなく聞いたことがある」と答えた人が約76%に達しました。しかし、実際にその詳細や仕組み、法制度について深く理解している人は少なく、認知はされていても理解にはバラつきがあることが明らかになりました。このことは、自動運転技術への興味が広がりつつあるものの、詳しい情報がまだ浸透していないことを示しています。
自動運転車に乗りたいか?
また、自動運転車に「乗ってみたい」と考える人は約60%以上であり、運転中のストレス軽減や快適な移動を期待する声が多く寄せられました。しかし、安全性や責任の所在などに対する不安が根強かったため、「乗りたくない」や「どちらとも言えない」という意見も存在しました。このことから、自動運転に対する興味が高いものの、実際に利用するにはいくつかの課題が残っていることがうかがえます。
自動運転車に対する不安や懸念点
自動運転車に対する不安としては、特に「事故時の責任が不明確」という点が多く挙げられました。また、システムの故障やハッキングのリスク、さらには価格の高さに対する懸念もありました。これらの問題点は、たとえ技術が進歩しても解消されない限り、自動運転を安心して利用することが難しいと多くの人々が感じていることを示しています。
完全自動運転の普及時期
完全自動運転(レベル5)の普及については、「10〜20年以内」と見る人が多い一方で、「まだまだ先」の意見や「普及しない」との見方もあり、意見は分かれました。技術進化に期待する楽観的な人たちと、社会的課題に焦点を当てる慎重派との間に意見の隔たりがある状況です。しかし「実現には時間がかかるが、将来的には不可避」との見解が多くの人に支持されているということが特徴的です。
調査結果のまとめ
今回の調査を通じて、自動運転技術は多くの人々に認知されていますが、その詳細な理解はまだ不十分であることがわかりました。利用意欲は高く、利便性への期待も強いものの、事故やハッキング、そして価格に対する不安が存在しています。また、完全自動運転の普及に関しては楽観と慎重の意見が交錯し、今後の技術進化に加え、社会的な受容や制度整備が鍵を握ることが示唆されています。今後の動向に注目です。